オーディション情報

締切2024/06/25

カテゴリー女優

短編映像作品キャストオーディション

主催

劇団あしからず。

募集締切

2024/06/25

募集内容

短編を撮ろうと思う。

　自分は今何に興味があるのか、いったい何を撮りたいのかということを考えていると、ありのままの姿で生きるとはどういうことなのだろうかということを考え始めた。この社会に身を置き、人間関係に悩み、生活を試行錯誤しながら心身を疲弊させている自分も、それはそれでありのままの姿ではあるだろうと思う。けれど、自分は本当に、本当の意味で心からありのままの姿を社会に現すことができているだろうか。ありのままの姿を社会に晒すことに怖さを感じている。
　自分は1人でいるときに心身を躍動させることができる。誰にも見せてない自分とは、誰にも見られたくない自分でもある。しかし、人といるときに自分が見せているその姿は、あまりにも窮屈なものだと感じている。ハッキリと、強い言葉で示したくなるほど窮屈である。人にどう見られるか、どう思われるかを気にして、誰でもない誰か（まるで誰かに見られているような錯覚）に悩まされながら、心身を抑制させてしまうことにもういい加減うんざりしている。
　1人で過ごしているときの自分も、人といるときの自分も、どちらも本当の自分である。けれど、「本当の自分」という言葉に自分自身どこか抑制されているのではないか、と感じている。「本当」なんて重要ではないのだ。突き詰めれば、「本当」なんてものは自分の中にはないのではないか。僕の中でひとつだけはっきりとわかっていること、そして信じていることは、「自分はもっと自由である」ということ。

　とにかく走る男女がいる。走る走る走る。走るエネルギーがある。そのエネルギーは止まることを知らない。その男女二人のエネルギーがどこからきているかなど重要ではない。しかしそのエネルギーに満ちあふれた二人は、絶対に魅力的である。たとえ二人の関係性に嘘があっても、それもまた重要じゃない。そのエネルギー自体が、生きていくための抵抗になる。自由で、ありのままの姿である二人のことを、誰も止めることはできない。そんな男女の瞬間を撮りたいと思っている。

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百武大輔 Daisuke Hyakutake
1997年生まれ大阪府高槻市出身脚本家・演出家・映像ディレクター劇団あしからず。主宰
高校を卒業後に上京し、映像制作とシナリオを学ぶ。 2019年に映像制作会社に勤務しながら「劇団あしからず。」を旗揚げする。以降年間2~3本のペースで公演を行っている。主宰を務める劇団あしからず。の全ての作・演出の他に、外部団体主催の作・演出なども務める。また、映画、MVなどを制作する映像作家としての活動や、自身が創作した文章や絵を展示する個展を開催するなど、多岐に渡り活動を行っている。
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【選考スケジュール】
書類選考　6/25（月） 23:59締切
書類選考結果連絡　6/27（水）
オーディション日　6/30（日）
結果連絡　7/3（水）※合格者のみのご連絡とさせて頂きます

【劇団あしからず。とは】
多方面から集う俳優と共に「人間らしさ」を軸とした現代劇を展開する団体。
2019年、百武大輔を主宰として立ち上げ。同年12月に旗揚げ公演を実施。